【2025年版】新盆(初盆)とは?お盆との違い・マナー・準備までわかりやすく解説!

【2025年版】新盆(初盆)とは?お盆との違い・マナー・準備までわかりやすく解説!

新盆(初盆)とは?意味と読み方を解説

新盆(にいぼん/しんぼん)」または「初盆(はつぼん)」とは、故人が亡くなったあと、初めて迎えるお盆のことです。

一般的なお盆と同じ時期(7月または8月)に行われますが、故人が仏様として初めて家に帰ってくる重要な節目として、特別に丁寧な供養が行われます。


通常のお盆と新盆の違い【一覧表で比較】

項目 新盆(初盆) 通常のお盆
意味 故人が亡くなってから最初のお盆 毎年の先祖供養の行事
飾り 白提灯や特別な飾り付け 通常の盆提灯など
法要 僧侶を招いて読経を依頼することが多い 家族で簡易的な供養が中心
参列者 親戚や知人を招いて行うことが多い 家族中心で行う場合が多い
香典・お供え 新盆御見舞、御仏前など 御仏前、御供など

新盆の準備|いつ・何をするの?

1. 新盆を迎える時期を確認

新盆は「四十九日法要が終わったあと」に迎える最初のお盆です。
たとえば:

  • 3月に亡くなった → その年の8月が新盆

  • 7月に亡くなった → 翌年のお盆が新盆になる可能性も

2. 僧侶への依頼

菩提寺がある場合は、法要の依頼や日程調整を早めにしておきましょう。
読経料(お布施)の目安:2万円〜5万円程度

3. 白提灯・精霊棚の準備

白い提灯は「新仏様専用」の目印で、初盆でしか使いません。
お盆飾り(精霊棚)には、位牌・供物・線香・果物・故人の好物などを供えます。


新盆に招かれたら|マナーと持ち物

服装

  • 落ち着いた服装(略喪服や黒・紺などの平服)

  • 派手な服装や香水は避けましょう

香典の書き方

  • 表書き:「御仏前」「新盆御見舞」

  • 相場:5,000円〜10,000円

  • 中袋には必ず名前と金額を記入

お供え物の例

  • お菓子、果物、お花、線香など

  • のし紙には「御供」や「御仏前」と記入


よくある質問(FAQ)

Q. 白提灯は使いまわしできますか?

→ 白提灯は新盆専用のため、通常は一度限りでお焚き上げするのが一般的です。

Q. 新盆のお返しは必要?

→ 会葬者には「返礼品(会葬御礼)」を用意するのが丁寧です。お茶・菓子・タオルなどが多く使われます。


まとめ|新盆は心を込めて迎える大切な行事

新盆(初盆)は、故人を迎える最初の特別なお盆です。
供養の形式は地域や家庭によってさまざまですが、何より大切なのは、故人を想い、心を込めて過ごすこと

準備やマナーを押さえておけば、初めてでも安心して迎えることができます。
供養の文化を大切に、丁寧にお盆を迎えましょう。