鹿沼組子(飾り台) 鹿沼の木工技術は、一説には、日光東照宮造営のために全 国各地から集められた職人がこの地に立ち寄り、その技術を伝えたのが始まりと も言われています。
東京七宝(姫の冠) 日本初の勲章を生み出した七宝それは宝石のような美しさ「七宝(しっぽう)」とは、金・銀・銅の土台に、釉薬(ガラスの粉)を盛 り、800℃あまりの高温の炉で焼成する伝統工芸。 これがのちに日本初の勲章 “旭日章(きょくじつしょう)”となり、七宝は多くの偉人の胸を飾ってきた。
金沢箔(殿の烏帽子、屏風) 金沢の歴史と風土が育んだ金沢箔
その薄さ、わずか1万分の1~2mmの光の幕、金箔。
箔づくりに適した気候とよい水質に恵まれた金沢は、金箔の全国生産量の 99%、銀箔・洋金箔・上澄においては100%のシェアを誇る産地です。
紀州漆器(台のふた) 和歌山県に伝わる伝統工芸品の一つである。会津漆器、 輪島塗・山中漆器などとともに全国三大産地の一つと言われる。
江戸木目込人形 江戸時代中期に、京都上賀茂神社で祭事に使う、柳筥(やなぎ ばこ)の材料である柳の木の残片で、神官が、木彫の小さな人形を作り溝を付け て、そこに神官の衣装の残りの布を挟んで着せ付けたのが始まりだと言われてい ます。
西陣織(衣装、飾り台) 多品種少量生産が特徴の、京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物の総称です。昭和51年2月26日付で国の伝統工芸品に指定 されました。
京組み紐(烏帽子の紐) 始まりは平安時代と伝えられています。鎌倉時代に 入って武具に使うことが増え、実用的なくみひも作りの技術が発達しました。江 戸時代には羽織紐が量産されるようになりました。
播州刃物(太刀) 250年の研ぎ継がれたデザイン
現在の兵庫県南西部「播州」に昔から根付く金物産業は、刀の鍛造が元々の始ま りだと言われています。
九谷焼(魚帯) 明暦元年(1655)に、加賀藩の命により、有田で陶技を学んだ後 藤才治郎が、江沼郡九谷村で開窯したのが始まりです。
江戸鼈甲(しゃく) 長崎鼈甲との大きな違いは小物中心の作品が多いことで す。江戸文化の中で大きく花を咲かせ当時の浮世絵にも頻繁に登場しています。 天然素材を生かした肌ざわり、光沢、色合いが特徴です。