ふむふむ…節句豆知識 vol.11

「ひな祭りのお祝いの仕方」

女の子の生まれたご家庭では3月3日は桃の節句、赤ちゃんの初めてのひな祭りです。ご両親で赤ちゃんの将来の幸せと、美しい健やかな成長を願って初節句のお祝いをします。ひな人形を飾り、桃の節句のお菓子をそなえて、お料理を準備します。
ひな祭りのお祝いは、本来当日ですが、前の晩(宵節句(よいぜっく)といいます)にお招きしてお祝いするのもよいでしょう。両家の両親やお祝いをいただいた方、普段親しくしている方たちを招きます。 ひな祭りのごちそうは、ちらし寿司とはまぐりのお吸い物がつきものです。はまぐりは、他のはまぐりのフタとは絶対に合わないところから、永遠の愛を教える意味で使われます。ひな祭り以外にも婚礼の縁起物として食べられることも多いです。また、お寿司が好まれるのは、ちょうど新鮮な春の魚介類が出回るため、季節感を味わうのによいからです。ちらし寿司に使われている海老は長寿、れんこんは先を見通すこと、豆はまめに働けること、菜の花は春の暖かい色合いを表しています。