木彫り、または桐塑(とうそ)などで作った胴体部分に、裂地(きれじ)を貼り付けて、 衣裳を着ているように見せる人形です。胴体に彫った溝に、裂地の端を埋め込んで胴体と裂地を密着させ、 頭(かしら)などは別に作り、後から差し込みます。溝に裂地を埋め込むことを「木目込む(きめこむ)」 というところから、木目込人形(きめこみにんぎょう)と呼ばれます。代表的なものに『江戸木目込人形』があります。