人形師

柿沼 東光

経済産業大臣認定伝統工芸士・
東京都知事認定伝統工芸士

二代目・柿沼東光は、独創的な人形づくりで数々の栄誉に輝く伝統工芸士。螺鈿の象嵌、彩色二衣重(さいしきふたえかさね)の木目込み人形などの独自技法の追求、時代を見つめた斬新な人形づくりにも意欲的に取り組むスタイルで新しい東光ブランドを築いている。

▲ 東京都知事認定伝統工芸士
生年月日 1948年9月2日生
経験年数 47年
この世界に入られたきっかけ

子供の頃から見て、手伝ってきたので。

修行先、修行内容

吉徳大光、流通と他社の商品の勉強。

技術的に特に難しいところ、気を使うところ

静と動を意識した原型作りにおいて、微妙な頭と胴とのバランスが難しい。

人形制作への思いとこだわり

木目込人形はネンドでます原型を作り、成形するので、動きを表現できる。
(動きをだしたボディ作りがこだわり)

匠にとって「人形」とは

人形を通じ伝統工芸・文化の担い手として、社会に貢献できるもの。
子供の心を育み、健やかに育つころに人形あり。

次世代へ伝えたいこと

多くの文化・伝統・芸能・工芸に触れ、感性豊かな人になっていただきたい。
日本には素晴らしい文化が数多くあります。
色々吸収して、世界中に日本の素晴らしさを発信していただきたい。

人形師

柿沼 利光

節句人形工芸師認定

日本の人形といえば「桃」「端午」などの、節句人形を一番にイメージします。そんななか、今新たな息吹を吹き込んでいる職人たちがいます。そのひとつ、柿沼人形では「木目込み」という伝統的な技法で運を招くという「招き猫」を生み出し、世界中から注目されています。日本人形のイメージを覆し、自ら所有し自ら愛(め)でる新境地を切り開いたといってもいいでしょう。そして当然、大切な人にも贈りたくなるユニークな人形がここに誕生したのでした。 
 
 「年間を通して売れる人形が作りたかったのです」と語るのは、1950年に創業した柿沼人形の二代目である柿沼東光氏(伝統工芸士)の次男である柿沼利光氏。同社は伝統技術 「江戸木目込み人形」を手掛ける数少ない職人集団です。
生年月日 1979年9月29日生
経験年数 13年
この世界に入られたきっかけ

工場責任者の高齢化。

修行先、修行内容

芹川英子(人形師)木彫創作木目込人形。

技術的に特に難しいところ、気を使うところ

色彩・造形・仕上がり具合。

人形制作への思いとこだわり

手にする人に喜んでもらえるような斬新で自慢したくなるような物作りを目指し、日々研鑽しています。

匠にとって「人形」とは

愛:人と人を繋ぐアイテム。
送る側と送られた側とで生じる想いを形にしたものだと想います。

次世代へ伝えたいこと

ある意味“人形”は、生活にゆとりがなければ、飾って楽しむ事ができない和平を象徴する物だと思います。
日常生活に彩りを与えてくれるアイテムとして、節句人形問わず、木目込人形を飾ってもらいたいですし、是非、ワークショップ等で、物作りの楽しさを感じてもらいたいと思います。

ギャラリー